Dove e non mascherato io?

□✝Side:Eroina✝
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「おい…アリサ?」

「…ジョット?」


気がつくと目の前にいたジョットが扉の前にいた。
どれだけ長い間過去に思いふけっていたのだろうか。


「どうかしたのか?」


こてん、とジョットが首を傾げる。
…なんでこう美形ってのは何をやっても絵になるんですかね、みなさん。


「なんでもないわ…」


そう言って、私は彼に駆け寄った。
そういえば、今日のあの目眩ってあの時の目眩とにてたような…


「いそぐぞ、皆心配していたからな」

「はぁーい。みんなに謝らないとねぇ…」


彼の言葉で私の思考は切り替わり、さっきまでの目眩のことはほとんど頭に残ってはいなかった。




誰かの、視線を感じた気がした。







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