キューティクル探偵因幡

□1日遅れでごめんね
1ページ/1ページ

「荻、事件でいないなら言っとけよ!
昨日、どれだけ探したと思ってんだよ・・・」
「探してたのか?」
「あたりまえだろ。
あー 昨日言えなかったけど、誕生日おめでと!
それから、ケーキ持ってきたから、一緒に食おうぜ」
「・・・それは ・・普通のケーキか?」
「・・・・・・」
「やっぱり・・ まーいいや・・ありがとう洋 
誕生日を祝ってくれる人がいるって何歳になっても嬉しいな・・」
笑いかけてくる荻に、嬉しくて洋は満面の笑顔を返す。
「・・・なあ、俺が今年の一番最初か?
お前におめでとう言ったのは?」
言われた言葉に荻は気にせずにありのままの答えを返した。
「いや、昨日の朝に電話がきて若葉と梓に言われたけど?
・・あ〜それと両親と緒方とステラ、それとお前の出来る助手からも電話きたな・・・」
途端にしょんぼりしてしまった洋の頭を荻は慌てて撫でる。
「・・・顔見て、おめでとうを言ってくれたのは
お前が今年の一番最初だよ ・・洋
・・そうだな ・・探してまで言いにくバカもお前くらいかな」
「悪かったな!バカで!!」
「悪いわけないだろ・・ ありがとう
本当に嬉しいよ さぁ、この訳の分からん具材のケーキを
一緒に食おうぜ、洋」

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ