永遠の書

□〜3日目〜行動〜
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『メフィスト〜!
どこにいるの〜!』


理事長室の中をウロウロと歩き回る少女ゎ腕、片目に包帯を付けている。昨日の水龍との一戦で鱗が増えてしまい端からみたら気持ちが悪い…ということで巻いてもらっているのだ。


『メフィスト〜』


少女ゎ用事があるわけでもないのにメフィストを探していた。だが、あいにく手紙の1つも無しに外出中のようだ。


『どこに行ったんだろ…』


シュンと肩をおとすと自室の扉を開けた。そのままベッドへ行くとボフッと身を投げ、眠ってしまおうとそのままゆっくりと目を閉じた。


しかし、


「シルフ…」


うっすらと声が聞こえる。


「シルフ…」


『誰?』


「僕ですよ」


『アマイモン?』


目を閉じた少女の耳に届いた声ゎアマイモンだった。一体何処にいるのか…少女ゎ目を開けて辺りを見渡した。すると…


「僕ゎこっちです」


声の聞こえる場所ゎ数日前に少女を引き込もうとしたゲヘナゲートだった。一瞬にして少女ゎ体を強張らせた。


『どぅしてそこに…』


「兄上に頼まれて戦っているんです。ちょうど扉が開いたのでシルフも呼ぼうって思いました」


うっすら開いたゲヘナゲートからアマイモンの手が出て手招きをする。その手に恐る恐るでゎあったが少女ゎ徐々に近づいた。


「早くっ!」


『きゃっ!?』


アマイモンの手が少女を掴みそのままゲヘナゲートの中へ連れていかれた。


扉ゎ静かに閉まり内側からガチリと鍵がかかる音が、誰もいない少女の自室に小さく響いた……。
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