駄文(SS)
□新年SS
1ページ/1ページ
今日は某年のお正月。
日付けが替わって間も無くです。
「はい怜、新年おめでと。」
「ん、おめでとさん。」
ここは怜の部屋。いつもと変わらない調子で怜と美羽は晩酌中。
「日が昇ったら初詣行くからお願い事考えといてね。」
「まじで行くのかよ…俺、炬燵から出たくない…。」
「行くのよ。」
「…はい。」
絶対零度の微笑みの美羽にはさすがの怜も勝てないのです。
「今年はどんな年になるかしらねぇ。」
「さぁな、とりあえず俺は美羽がいれば良いけど。」
「……っんと調子良いわよね。憎たらしいわこの口が。」
そう言って美羽はぶにぃっとにこにこ笑う怜のほっぺたを引っ張ります。
怜の顔を変形させられる人間なんてこの世に彼女だけでしょうね。
「ま、あたしも1年が面白く過ごせる最低条件はあんたといることだけどね。」
と、ほっぺたを引っ張ったまま美羽がぽそっと呟いた言葉に
「………今年もやっぱ惨敗かな。」
怜は時折見せる美羽の素直な所に弱いのです。
「ふふっその顔可愛いわよ怜。」
少しむくれ顔な怜を見て美羽はご満悦。
傍目にはカッコつけの怜が強そうな2人でも実はかかあ天下だったり…。
「美羽、酒注いで。」
「あんまり飲み過ぎないでね。初詣行けなくなるから。」
「わぁってるよ。」
なんて言いながら結局ほろ酔いになって美羽に怒られた怜なのでありました。
◆どうも、明けましておめでとう御座います。
2005年は小話でスタートです。いかかでしたか?
新年の幕開けに主人公使わないあたしってどうなんだろう(笑)
今年もスロゥな更新だと思いますけど(汗)何卒宜しくお願いします(礼)