【 痛ミ分ケノ声 】
□置き去り
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私はアナタになれたらと・・・
何度思ったことでしょう。
色んな人に囲まれて
笑っているアナタをみて
何度羨ましいと思ったことでしょう。
私はアナタになれないのに
私はアナタの側にいたいと願う
でも、私は置き去りに
その場所に留まるだけ
動くことも、逃げることもできずに
ただ遠くであなたを見るだけ
・・・・・・・・
『こんなことならアナタに出会わなければよかった』
っと、何度思ったことでしょう
『そうすればこんな寂しい気持ちにならずにすんだ』
何度、そう呟いただろう
『私を独りにしないで』
何度その言葉を吐いて、泣いたのだろう
ほら。
あなたは今日も振り返ってもくれない
私は置き去りに
手を伸ばして
泣いて泣いて
ただソコにソンザイするダケ