夢小説メニュ(普通篇)

□キョリ
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あなたと同じアイテムを身につけることで、近付けたような気になって。
あなたが好きな音楽を聴いて共感できたような気になって。
届いたメールを何度も見返しては、あなたの中に少しはあたしが存在するのだということを確認する。

テレビに映るアナタは、舞台に立つアナタは、アタシには遠くて仕方ないから淋しくなる。
会いたい という感情を思い出してしまう。
どこで仕事をしているのか、誰といるのか、どんな生活をしているのか、
知らないから。
いま何を思っているのか、疲れているかとか、嬉しいだとか、感じているものをあたしは知らない。
アナタにとってのアタシはどういう存在なのか、
好きとか嫌いとか、それ以前にどうでもイイのか。
教えてほしい。
教えてほしい。
足りないなら努力するから、近付けるようにするから、、、ね?
一度知った優越感は、忘れられないの。
また味わいたくなってしまう。

発信したことないけど、ただあなたの電話番号があたしのケータイに入っている、それだけでイイ。

アナタを思うほど、感じずにはいられなぃ

キョリ

アタシには現状を維持するだけで必死だというのに、
アナタにとってはすべて気分次第。

なんて儚いキョリ。





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