真田邸書庫
□極秘情事(幸政)
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「すまんが、一部屋空いてるか」
其処は宿だった。幸村を一泊させる為に寄ったようだ。幸村はかなり焦る。
「政宗殿ッ!?」
「宿賃はワシが奢る。今日はゆっくり休め」
政宗の豪快な気遣いに幸村は申し訳が無さそうだ。
「しかし・・・」
「いいからワシに甘えろ」
今日の政宗は何かと男らしいようだ。いつもは子供らしいのだが、今回はかなり大人だ。
「・・・はい」
幸村は政宗に圧倒された。完敗です。
「部屋空いてるそうだ、しばらくワシもいいか」
「部屋までついて来るのですか?」
「ワシは幸村ともう少し居たいのだ。いいだろ、別に」
そうはいっても・・・部屋で二人きりは何かと気まずい・・・かも。
部屋に入る二人。
政宗は突然に唇を重ねてきた。柔らかく、暖かい感触。
「幸村・・・もっと触れていたいのだ」
幸村は赤面する。突然の出来事にただ動揺するばかり。
「政宗・・・殿?触れるって・・・まさか・・・」
体を重ね、契りを結ぶこと
「ワシは幸村と一緒になりたいのだ。一回だけでいい」
上目遣いで見つめる政宗に幸村は
可愛い・・・可愛らしい・・・
身悶えした。
「・・・一回だけでいいのか?」
政宗はコクンと頷く。少しはにかみながら。
幸村は再び政宗と唇を重ねる。今度は幸村の方から。舌で口をこじ開け、政宗の舌を絡ませる。生暖かい感触が心地よい。
「ふっ・・・んあっ・・・」
度々聞こえる政宗の息苦しい声。昂ぶりはより一層強くなる。口を放し、二人が交ざった唾液が糸を引く。
幸村は政宗の首筋を吸い付けながら、政宗の着ているものを器用に脱がしていく。政宗の白い肌が妙に悩ましい。
そして、舌で体を辿り、胸の右の突起をチュプッと音を立てながら吸い付ける。
「はあっ・・・やっ・・・」
政宗は幸村の首の後ろに手を回す。
幸村は吸い付けながら舌で突起の先端を捏ね回していく。
口を放し、
「脚、開いてくれる?」
無意識に脚が開いて、政宗の性器に口に含む。
「ひゃああっ!!」
政宗は腰がビクンと跳ね上がる。舌で裏筋や先端を辿らせていく。