よろず部屋(テニプリなど

□秘め事はお静かに
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手塚の正論など何処吹く風で・・・・手塚の隙を突いて紅く濡れた艶かしい手塚の唇を
不二は自分の唇で塞いだ。


ピチャ・・・ぺチャ・・・・


縦横無尽に、性感を煽るように動きまわる不二の熱い舌。
手塚は口内の侵入してくる、不二を阻止しようと試みるが・・・その目論見は、不二のテクニックに
よって儚く散っていく。無駄の努力と・・・・言えるであろう。



「いいでしょ・・・、いい加減観念しなよ・・・」
ロッカーの扉に、手塚を押し込めつつ、忙しなく口内で舐め上げる舌と・・・
胸に咲き誇る、色素の薄い突起を優しく撫でては、強弱をつけて引っ張り上げる。



「いや・・・」
手塚は、快感といえる燃え盛る炎を避けるために、上半身を捻って不二の指先から逃げ惑うか
一度捕らえた獲物は逃がさない・・・というかのように、執拗に手塚の性感帯である胸の突起を
捕らえて離すことは無かった。


「い・・い、かげ・・・んにぃ、しろぉ」

快感で打ち震える身体で、何とか理性で押さえ不二の腕の中から暴れまわり、不二の
顎を、掌の甲で後方に押し退けた。





「お前は、盛りのついた犬か!!!」
余韻冷めやらず・・・・・手塚の熱い吐息と共に、不二への罵倒が飛んだ。

「クッソ〜」

不二らしからぬ小さい悪態が、口元から漏れる。


「とにかく・・・此処ではしないからな・・・・」


火照った身体の熱を冷ますように、数回の深呼吸を行う
瞼を閉じた、目尻の端には・・・先程の情事で鳴き叫んだ余韻か・・・・涙が滲んでいる。
日頃、真面目で頑ななイメージを、払拭する頼りなげな幼い感じ・・・・不二の征服欲が心の良心を
振り切った。








「やっぱりダメ〜手塚ぁ、ぼっ僕、我慢出来ないよ」
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