デスノート小説
□手錠(完結)
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「……ライト君?」
天井に見えるランプが美しき白き肌を照らし出す。
少年がかすかに笑う音が回りに木霊する。
「……エル」
手錠がしゃらりと鳴る。その男にエルは少しだけ自らの望みを自覚する。
「何を?」
「こうするんだよ」
にこりと優しき笑みを少年は浮かべる。うろたえるエルの体を抑え込み、そして少年、ライトは彼のズボンに手を差し入れた。
「わかっているのだろう?」
「ライト君」
「……僕はキラではない、しかしキラだと疑って君はいる。でもね、僕はキラじゃない」
何度も繰り返す言葉、そしてキラじゃない、という言葉とともに左手がエルのズボンの中に差し入れられた。
右手が彼を抑え込む、左手で彼の尻の狭間に指をライトは差し入れた。
「そんなとこ……駄目です!」
「でもね、キラじゃないけど、始終こうずっと一緒にいるとこんなこともしたくなるんだよ」
「ライト……君!」
肩を強引に抑え込み、ライトは笑う。
そして彼は抵抗するエルの耳朶を優しく甘くかんだ。
そして小さい声で彼は笑った。
(リューク――デスノートは僕の手に戻った)
デスノートは己の下へと戻った。新たなるキラが現われ、そしてエルは自分への警戒をといた。
そしてデスノートによる粛清はまだできないが、目の前に飛ぶ黒い翼の死神の降臨が、己のキラであるという自覚を蘇らせてくれた。
「エル」
エルをからかってやれ、という想いがこのような行為をもたらしているのか、それとも彼が愛しいからか。
今ひとつ今のライトにはよくわかっていなかった。
ぴちゃぴちゃという音が唇を強引に合わせると聞こえてくる。
舌を絡ませ、そしてたってきた乳首を指先で撫でまわす。するとそれだけでエルは甘く切なく嬌声を唇から立ち上らせる。
「いや……です」
「ふうん抵抗するのならやってみたら?」
甘く切ない声をあげる獲物に――ライトはにやりと笑い、彼の乳首を指先で強くつまんだ。