デスノート小説
□手錠
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「おはよう竜崎」
「ああおはようございます月君」
目を覚ますと目の前に……美しい少年の顔が見えるのは中々いいものだ、とエルは思う。
しかし同じベッドで寝ていると、少しドキドキする、と彼は思う。
余計なのがたまに紛れ込んでくるが。
まあ大体は好ましき状況だ。と甘党探偵は思う。
「……朝ご飯は?」
「頂こう」
ふわあ、と欠伸をする様子も可愛い、そして乗り込んでくる女は今日は遅いようだ。ときょろきょろとエルは周囲を見た。
「竜崎?」
「いただきましょう」
「待った!」
そこに待った、をかけてくる声、ネルトンのような感じがそこにはあった。