ブリーチガンダム、ディーグレ部屋

□儚き雪
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 空が白く染まったな、そういえば風が冷たかった。
 冷たい風の中で僕は死んだ。
 遠い遠い昔、僕を殺したのは「おかあさん」
 気持ち悪いと僕のことを言った。
 道路は車が一杯、そして僕をそこで押したのはお母さん。
 死んでしまった僕、そしてお母さんが笑っていた。
 お母さんは幸せになれたんだろうか?

「死神になる前の記憶は?」
「置いて来た」
 お母さん、と呟いてみる、遠い昔の記憶。
 死神になっても消えない痛み。
 つきんと胸が痛んだ。
 人にはわからないこの記憶。

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