アトリエ小説
□第2話
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「いらっしゃい…?お前さん明日来るんじゃなかったのか?」
ディオが不思議そうに聞いてくる
「あぁ〜お酒の買い出し、ここで一番うまいおすすめって何?値段は気にしないよ」
「太っ腹だな。待てよ…ならここに…」
ディオはカウンターの後ろに並んでいる棚からマスター自慢の酒を探す
その間、ライは店の中を観察する
きれいなテーブルクロスの清潔な店内、たくさんの酒樽に亭主ご自慢の料理と共に酒を飲んで騒いでる男たち
その中に、大柄な男と飲んでいる先ほどの口の悪い男(シズクが言うにはこの国の騎士らしい)がいた
「ねぇ、マスターあの男本当に騎士なの」
「あぁ、どいつのことだ?」
自慢の酒を見つけたか手には二つほど酒瓶を持っていた
「あいつ、あの赤毛の青い鎧の男…」
指で指して教えていると、男と目があった
「ダグラスの事か?」
「えっ、たぶん」
ディオに声をかけられ目をそらす
「あいつは騎士は騎士でも王室騎士隊の聖騎士だ、口は悪いが腕は強いぜ、武闘大会で準優勝するくらいだからな」
「へぇ〜あの口の悪い兄ちゃんがねぇ」