06/21の日記

00:22
忠犬カイル
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「おーうじー!おかえりなさーい!」

でっかい図体でバタバタと王子さんに駆け寄る女好きの女王騎士。背後にでっかい犬の幻が見えた。

「あ、カイル。お出迎え?」
「はい!オレのお出迎えは女の子と王子の為のものですからー」
「何それ」

くすくすと笑う王子につられてか、そいつもからからと笑う。銀髪と金髪が揺れて何とも眩しいったら。
何となく居心地が悪くなって、リオンの所にでも行くかと踵を返せばガッシと肩を捕まれた。
何だと振り向けば、あの忠犬が掴んでいるのだ。何だ、お前の主人はオレじゃなくてそっちだろう。っつかやっぱりでっけぇな畜生。

「ロイ君も。おかえり、お疲れ様」
「………女と王子さん専用じゃなかったのかよ」

犬がへにゃりと笑った拍子に金髪が尻尾みたいにくるんと跳ねる。やっぱりどうにも居心地が悪くなって憎まれ口を叩けば、きょとりと目を瞬かせて真面目な顔になる。今までとのギャップが激しくて、オレは思わず息を呑んで次の言葉を待ってしまった。この時の自分を本気で殴りたいと心底思った。

「ロイくんは王子にそっくりだから許容範囲内」

真面目な声で真面目な顔で、んな阿呆なことを恥ずかしげもなく。

「……知るか。もういい、勝手にやってろ」

なんだかどっと疲れた。早くリオンの所へ行こう。
背後を見ればまだ、王子さんと忠犬がきゃっきゃとじゃれあっていて、金色と銀色がきらきら無意味に眩しかった。
ああもう、勝手にやってろ!





…………カイロイ…?
否!王カイ王派です!お花ちゃんズ。ずっといちゃいちゃしてりゃーいいよ。
んでロイ→リオ派。ずっと一方通行(笑)彼らは永遠に青臭いままであれ。(可哀想)

カイルが好きすぎて駄目だ…だって私犬好きだもん!犬超好きだもん!
カイルは受けでいいよ…王カイでもいいよ…
でもたまに本気になるとすげぇ男前で格好良くてノーマルっ子でも無意味にどきどきしちゃうんだぜ!そこら辺はさすがは騎士様。
あー久しぶりだな、幻水…

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