12/19の日記

10:59
DOD、ED感想
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A、正規ルート(?)
見事なカイアンでしたね。いや、アンカイ?「あたためてくれぬか…」とかどんな大胆発言だと思った。
カイムに初めて名前を教えるドラゴン。「人間に名を教えるのはこれが最初で最後だ…」ぐっとくるね。アンヘル。英字で書くとANGELなんだよ!
すごい切ないEDでした。人間を見下してた誇り高いドラゴンが矮小且つ愚かで愚鈍な生物、人間の為に!女神という名の人柱に立候補しちゃうんだよ…
アンヘルはゲーム中も段々カイムを気遣うような発言があって、人間と言う括りの中にカイムは存在してないんだろうなぁという微笑ましい気持ちはありましたが、カイムは一切台詞がないためドラゴンをどう思っているのかなんて想像するしかないわけです。
このEDでカイムもアンヘルのことすごい想ってたんだ…!ってガツーンときちゃうんですよね。
だってあのカイムが泣くんだよ!?助けを求める村人を無表情で蹴り、子供だろうが帝国兵は容赦なく皆殺し、血を浴びることでしか喜びを見出せないそんなキチガイが泣くんだよ!?親の仇でもあるドラゴン、されど契約を交わした我が半身。色々葛藤もあったと思うんだ。物語自体かなり駆け足で他のことしてる余裕ねぇ!なすごい短い期間の話。それでもかなり密度の濃い生活、そんななかに二人がどう変わっていったのか!またせっかく心を開いたアンヘルが消えちゃって、妹も半身も全てを失ったカイムはどんな気持ちで2に……ッあ、やべ。泣く。
っはー、もう…切ない。スクエニどんだけ鬼畜なんだよと罵りたい。カイムとアンヘルはずっと一緒に居て欲しかったんだよ…


C、お約束。ドラゴンルート
Aを見たあとにこれを見るとすごい悲しくなる。悲しくなった。どうしてこっちの分岐にいっちゃうの私…!
再生の卵を前にしたドラゴンはどうのこうのとか言ってるんですが、正直よくわかりませんでした!え、え?そんなの初耳なんですけど!?
「おぬしは深く生きすぎた…」
これ以上浅い生き方も無いと思うが。
ええと、このEDは…じつはラスボスがアンヘルだというお約束ながらも実に精神的ダメージがアレという恐ろしいEDですね。
凄い悲しかった。戦闘前に「我の姿を焼きつけよ」って言っててさ、こっちは??なわけでその後突如語りに入るアンヘル。カイムと一緒にポカーンですよ!なんでそうなるの!って。しかも戦闘入っても、戦ってる間アンヘルたんずっと悲しそうなの…!「すまぬ、カイム…」「おぬしに出会ったことで我は…」「どうしたカイム!おぬしの力はこんなものではなかろう…?」
アンヘール!!!!
そんなに悲しげに戦うなよ…!うっかり攻撃の手を止めちゃって一回死んだじゃない…!
あと戦闘前に契約を解くんでカイムさんも声が出るようになります。
「我が名はカイム!」
ああああああ…!アンヘルたんが名乗らないからこっちが名乗るんだね…!も、もうなんかぐあーって来る。すごい悲しくなる。
倒した後は「おぬし、強くなったな…」って事切れて、カイムがすっごい悲しそうにアンヘル撫でて。再生の卵を壊したらお約束のように辺りが崩れだすんだけど、カイムさん一瞬アンヘルの方を向いてぐっと耐えるような顔をしてから走り出すんだよ!!あああああ悲しい!!A終わった後にまた会えたよアンヘルたーんって喜んでたから余計に!
そんでもって一番悲しいのは何かって言うと…カオス形態に深化したアンヘルたんがレッドドラゴンじゃなくなってたってことだよ…赤くない!(第二形態も微妙でしたが)

B、フリアエルート(グロ注意)
酷い。色んな意味で酷い。
イウヴァルトがフリアエを助けるんだ!って死んだフリアエを再生の卵に投入。
多分それでフリアエが生き返る根拠なんて微塵もない。ただ再生の卵ってくらいだし、なんか神様の奇跡が起きるとか言ってたからフリアエも生き返るんじゃね?とか軽い考えだったに違いない。こいつは馬鹿だ。ヘタレに加えて馬鹿な妄想野郎だ。
結果、蘇ったというよりバケモノの容姿のベースになったってだけなのだが。イウはフリアエの顔したバケモノに殺される。そんでも死ぬ瞬間なんか嬉しそうなのが救われない。
そうして現れたフリアエ・改。しかも量産型。
終わり方としては、よく少年漫画で見られる「俺たちの冒険はまだまだ終わらない!」な雰囲気。
量産型フリアエ・改を相手にこれから世界がどうなってしまうのか、また諸悪の根源司祭マナはどこいった?やらが全部投げっぱなしになって終わっている。
でもカイムもアンヘルも生きてるしまぁいいんじゃない?と思ってしまう辺りそろそろ駄目になて来たプレイヤー。

D、ちいさな勇者様ルート(グロでホラー)
トラウマ。小さい子は絶対泣くね。小さくなくても泣くね。超怖い。もう赤ちゃん見たくない触りたくない。
司祭マナをぷちっと潰したら何故か突如現れる怪物集団。まさかこの子は本当に神に選ばれし子なのか…?とか驚く面々。そもそも若干6歳にして何故司祭とか偉い立場に立ててるのか、それが不思議でならないプレイヤー。神に選ばれたとか、正直どうでもいい。
どうでもよくなかった。
現れた怪物…っつかダンシングベイビー。巨大赤ちゃんがうあーって山のように飛来してくるわけですね。無駄にでかくて無駄に多くて無駄に怖ぇ。
ぎゃー怖えー!ちょうこえー!!しかも強え!!とか叫びながらえっちらおっちら倒していくものの、子供狂いのエルフ、アイオーシュが「ごちそう、いっぱい…」と恍惚とした表情で赤ちゃんの集団に潰されてしまいます。次にホモショタレオナールさん、皆の道を開くため、妖精を鷲づかみにメガンテ(自爆)をかまします。
仲間が次々死んでいくなか、何故かセエレの体に異変が。どうやら現れた怪物の親は大いなる時間を歪ませるという。
はいまたプレイヤーおきざりですよー。大いなる時間なんて初耳ですよー。
妹マナへの贖罪のため、そして昔聞かされたちいさな勇者様の物語…セエレは怪物を止められるのは自分しか居ないことを悟り、自ら人身御供となることを決意します。
「僕をあそこまでつれてって!」勝手に自分で行け。とも思いましたがカイムは声が出せない上にストーリー上仕方ありません。赤ん坊やたら攻撃力強くてこえ−んだよ!二回死にました。
なんとか怪物の親…というか母。の上空にたどり着き、ぺいっとセエレを落とします。あれれー!?
直後赤ん坊の群れに食われるアンヘルたん(ぎゃああああ!!)落ちてゆくカイムの剣(うえええあああ!!?)()内はその時の私の叫びです。お隣さん早朝にごめんなさい。
「これで…許してくれる…?マナ…」とゆっくり眠りにつくセエレ。こっちが色々やばいっちゅーのに暢気にお昼寝タイムですかええ?とか涙目で睨み付けたのは内緒ですよ。別にセエレが嫌いなわけじゃない。好きでもないけど。
そうしてセエレの中で止まったままの時間を解放。バケモノ共の時間を凍結。根本的な解決ではないけどめでたしめでたし!
……えええー?



で。とりあえず一通りEDをみたわけですが(Eは除外)すべてにもやっと感が付きまとうというED。ひとつとしてハッピーエンドが無い上にひとつとして物語の根本たる問題を解決していない。
全部封印だの凍結だのでさ…っつか女神って何だよ…?
最後の封印が女神であるわけだがそもそもそれはオシルシが出た女性にランダムで封印が施されるって事だろ?何でアンヘルたんが女神になれたんだろ?オシルシ無くても封印可?だとしたら何も人間じゃなくてもそのへんの石だとかなんだとかに封印できないのか?砂漠の封印やらみたいに神殿とか作って、できないのか?
なんて疑問はつきないわけですが。
その辺は小説なり設定資料集なり見なきゃならんのでしょう。むかつくなぁ…

えー、ゲームクリアして一言。
満足感、爽快感、充足、歓喜が全く無く、明日へのやる気が根こそぎ奪われる、そんなED。そんなゲーム。






明日へのやる気は起きずとも創作意欲はやたら刺激されます

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