他夢

□熱気発散方
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そんな土方さんにボコられる幼馴染みを哀れみの目で見ながら室内に戻ろうとした私に急に声が掛かかった


「名前、どぅかしたんですかィ?」


「あはは、いぇ何も?」


どぅもこぅも暑いんです。
そぅ言いたい衝動を僕は必死に堪えて苦笑いを浮かべながら隊長に対応した


「ひょっとして暑いんじゃないですかィ?なんなら俺が…「ぃえ!全然暑くないです!むしろ涼しいぐらいです!!」


刀の柄に手を掛ける沖田の言葉と被るように大声で叫んだ名前の顎から汗(冷汗とも言う)が滴り落ちた…




「…名前、暑いなら部屋に行きやしょうぜ」




何か聞こえた!?
私の聞き間違いじゃなかったら部屋に行こうと…
まさか沖田隊長この暑さにやられたとか?!


「酷いでさァ、俺は名前の身体を心配してんのに…そんな酷ぇ奴にはお仕起きでさァ」







「隊長!さり気なく心を読まないで下さい!ってか何その強制イベント!何で私担がれてんの!!?」

「汗かけばきっと少しは涼しくなりまさァ名前今日1日俺に付き合ってもらいますぜィ♪」





「…ぃやぁぁああああ!!!」






その日僕の悲鳴が万事屋まで届いたとか…





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