他夢

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TOD2 強制起床

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エルレイン(以下:エ)「目覚めよ、哀れな魂よ」

名前「‥‥誰」

エ「我が名はエルレイン。お前の魂の叫びを聞き入れた者」

名前「魂の‥叫び‥」

エ「怒り、悲しみ、悔しさ‥あまたの叫びが木霊している」

名前「だが、後悔はしていない」

エ「お前は本当に、それで良いのか?」

名前「‥どういう意味だ」

エ「‥あの時、あと一瞬早くに気が付いていれば、お前が死ぬことも、あの者が背負う事もなかったと言うのに‥」

名前「‥」

エ「もう一度やり直せば、お前は死なないばかりか、裏切り者ではなく、英雄として全てが手に入る‥と言えば、どうする」

名前「それじゃあ意味がない」

エ「なんだと」

名前「オレはスタンと本気で殺り合って‥オレが死ぬ間際のアイツの顔が‥アイツの存在が、オレの探していた人間だと理解したんだ。」

エ「‥」

名前「アイツと本気で殺りあわないで見い出した答えなんて、偽りでしかない!」

エ「愚かな‥自ら死を望むと言うのか」

名前「それがオレの答えだからな」

エ「‥‥まぁよい。今は目覚めたばかりで正確な判断が出来ないのであろう」

名前「‥何?」

エ「外の世界を見てくるが良い。お前の想いが如何に無力であったかを思い知るがいい」

名前「‥ッ!!」



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