連載御題質問

今ある幸せに
2ページ/23ページ

もし…俺が蛮ちゃんの事、解らなくなったら…蛮ちゃんはどうするのかな?

「はぁ?解らなくなったらだ?」
「うん…」

一応聴いてみたけど蛮ちゃんは不思議そうな顔をするだけでなにも答えてくれなかった

「…つーかお前、俺様が解らなくなる程の美形の男でも捕まえたのか?」
「なッ!俺には蛮ちゃんだけだよ!!解らなくなるっていうか…忘れちゃう?」
「…お前は俺様を忘れるぐらい頭悪ぃのか?」
「むッ!違うよ!!」

長い時間考えてたと思ったらこんな言葉を言われてさ…なんか凄いムカつくのです

「きおくそーしつとかあるじゃんか!!」
「……記憶喪失ねぇ…」

あんまり興味ないのかな?そんな蛮ちゃんを見てたら何故だか涙が込み上げてきた

「蛮ちゃんの事…忘れちゃうんだよ…?こーいう関係も…あの楽しかった日の事も…その時…蛮ちゃんはどうするの?」

コンビとか解散するのかな?他の人の処に行っちゃうのかな?俺…捨てられるのかな?

「…………」

お願い…なにか言って蛮ちゃん

「蛮…ちゃ…」
「とりあえず俺にしか眼の届かないところに監禁」
「ふぇ?」
「それで一からお前に教え込んで一日ヤりまくる」
「蛮ちゃん?///」
「徹底的にお前は俺の所有物だって事を解らせてやるよ…」

そう言いながら蛮ちゃんの唇が俺の躰のいろんな処に吸い付いてきた

「…ッン…」
「こうやって…消えねぇように一つ一つ…」

蛮ちゃんの唇が当たっていた場所を見ると紅い華が咲いている

「お前は俺のモノだって…お前の躰にしっかり刻み付けてやるよ」
「…///…それでも…解らなかったら…?」
「それでも解らなかったらだ?…俺様の愛の力で直らねぇ訳ねぇだろうが!」

そう自信満々に言う蛮ちゃんを見てなんだか心が温かくなった

「蛮ちゃん大好きvV」

今は記憶喪失とか恐い事、
考えないようにしよう…

今が幸せなんだもん

別に良いよね

END
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ