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本当は…
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いつもと同じようにHonkyTonkで珈琲(勿論ツケ)を飲んでいる
蛮と銀次はいつものたわいもない会話をしていた
「蛮ちゃん大好きーvV」
「ばぁーか解ってるつーのvV」
そこに学校帰りなのか制服の夏実とHEVNが入って来た
「あ、蛮さん!銀ちゃん!こんにちわvV」
「やっぱりココに居たわね奪還屋」
「あ、夏実ちゃん!HEVNさん!」
「来たな…乳デカ女」
「なんですって!」
「まぁまぁ…二人とも落ち着いてι」
いつもの挨拶(?)を終えると夏実が銀次をみてふと首を傾げた
「銀ちゃん髪の毛結構伸びた?」
「え?そう?」
夏実に言われ髪を触ってみる
「そういえば伸びたわね」
「言われてみればそんな気もするかも…結構伸びるの早いんだよねぇ…蛮ちゃんとか伸びるの遅いから羨ましいな…」
金髪の髪が目に掛かって多少鬱陶しいのか前髪を摘んで持ち上げている
そんな銀次を見ながら蛮はニヤニヤと笑いながら会話に入ってくる
「そういやエロい奴って髪伸びんの早いって言うよな♪」
「え!そうなの!!」
「なんであんたそんな事、知ってんのよ…」
「雑誌に載ってたんだよ」
「どうせまともな雑誌じゃないんでしょ?」
「その言葉出版社に悪いと思わないのかよ…」
HEVNと蛮が話している隣で銀次は頭を抱え何か悩んでいた。夏実はどうやら着替えに行ったようで姿が見えない
カウンターの奥では波児が新聞を読みながら銀次の様子を観ている
蛮とHEVNの会話もそこそこに終わろうとしている時、蛮のシャツを不意に銀次がそっと引っ張った
「ん?どうした銀次?」
「蛮ちゃん…どうしよ…///俺って…エロいのかな〜?///」
そこには涙で目を潤ませ上目遣いで頬を紅潮させている銀次の姿があった
(うっわ…マジ可愛い…)
「…銀次…行くぞ…」
「……え?…うん」
蛮は銀次を半ば強引に連れて出ていってしまった


「どっちかっていうと蛮君の方がエロいわよね…」
HEVNは珈琲を啜りながら的確な感想を述べる
そこへ着替え終えた夏実がぱたぱたと奥の部屋から出てきた
「蛮さーん!さっきの話ですけど…ってアレ?蛮さん達帰っちゃったんですか?マスター」
「あぁさっきな…どうしたんだ?」
「実は…さっきの話なんですけど…」
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