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新婚夫婦
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「おかえり蛮ちゃん♪」

「…ただいま」

今、俺の目の前に居る相棒兼愛しい恋人は白のフリルの付いたエプロンを不器用ながらに付けて玄関で迎えてくれた

「蛮ちゃんちょっと待っててね!すぐにご飯にするからvV」
「…」
「あ!先にお風呂入る?沸いてるからすぐ入れるよ?」

なぁーんて新婚夫婦みたいな会話をしてるのには訳がある

つい先日、ヘヴンが持ってきたかなりヤバい仕事をこなした俺達は波児に借金を還さずに念願のマンションを購入した

『やったね蛮ちゃんvVこれで漸く、てんとう虫君生活から脱出だねvV』

その時の銀次の笑顔って言ったらよぉ…全く可愛いもんだぜ!

「蛮ちゃん?」
「あ…?」

あ〜どうやら俺とも在ろうものがぶっ飛んでたみたいだな…
銀次は黙ったままの俺を不思議に思ったのか大きな目を更に見開きながら上目遣いでこちらを見ている


「疲れたの?もう寝る?」

あ〜マジ可愛い…

「否…大丈夫だ。それより飯。食おうぜ?」
「…うん!vVじゃあ急いで温めるねvV」

そう言いながら台所にパタパタと可愛らしい音を発しながら向かう銀次の後ろをついていく
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