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□触れるのも、触れるのも…
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目の前には目に涙を溜めながら口で俺のモノを奉仕し、自分で後ろを掻き回している銀次の姿。
「…ふ…ぅ…んン…ッ…」
男なら誰だって生唾飲み込む状況なのは見て解る。
「あぁっ…あっ…!」
でも今、この場で事に運ぶことは…
「…ばん…ちゃ…あ…!」
銀次の本意ではないだろう…。
今回は好色爺(しかも男女無差別で好色)から絵画を奪り還すって依頼だ。
とりあえずターゲットの爺の屋敷に潜り込むため、住み込みの使用人の募集に応募した俺達。
結果は銀次だけが採用で俺は不採用…。どうやら爺は可愛い奴が好みらしい。
銀次だけを、そんな危ない屋敷に残すことは躊躇ったが仕事の為だから仕方がない。
…本当はスッゲェ嫌だけどな…
不採用になった俺は外から銀次の合図を待つしかなく茂みに隠したてんとう虫で待機中だ。
「…もう10日…か。」
銀次が屋敷に潜入して10日が経った。
その間、銀次からの連絡はない。まぁ始めから長期戦なのは分かっていた。なにせでかい屋敷な上に、好色爺は気に入った奴にしか、例の絵画を見せないらしい。
屋敷に潜入してまずは爺に気に入られる…。ある意味、相当辛い内容だ。
「…ふぅー…」
煙草をふかしながら空の助手席に視線を向ける。
仕事で別行動をすることはよくあるが、こんなにも長い間、離れていたことはなかった気がする。
大体こういう潜入する依頼は二人で潜入してるからな…。
「…チッ…好色爺のせいで…」
銀次が可愛いのはわかってる。なんせ俺様が惚れるくらいだからな。でもその可愛い銀次を好色の目で見る爺はハッキリ言って面白くねぇ…。