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突然変異
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「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!」

今日も裏新宿はとっても賑やか…

「待てやゴラァァァァァァァァア!!!!!!!!」

否、いつにも増して、やかましいようだ。

「待てませんんんんんんっ!!!!」

先を走るのはふわふわ金髪の雷帝こと天野銀次。

「んだと銀次ぃぃぃぃぃぃい!!!!!!!!」

その銀次くんを追いかけるのは眉間に深く縦じま刻ませた邪眼の男こと美堂蛮。

「ひぃぃぃぃぃぃぃいっ…!!!!」

追われれば逃げる。逃げられれば追いかける。極自然なことだ。

「そんな姿で走んなって!」

だがそんな自然な中で不自然なものが…。

「じゃあ追いかけてこないでよぉぉお!!!!」

それは銀次くんの胸にある膨らみ二つ…。本来そこにある筈のないものである。

「チッ…なんなんだよっ!」

朝起きたら腕の中にいた銀次がいつも以上にふにふに柔らかかった。なんだ?と思いながらごそごそと体を撫で回していると、胸が以上に柔らかかった。

飛び起きて見てみると、やはりそこには昨日の夜までにはなかった山二つ…。体つきも心なしか女のようなラインになっていた…。

銀次を叩き起こして確認させれば、顔を真っ赤にして口をパクパクさせる銀次の姿。

まじかよ…と目の前の胸を揉んでみると、銀次が更に顔を赤くしながら、叫びにならない叫び声を上げながら住んでいるマンションから飛び出した。
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