ワカメ
□第一話
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「はー彼氏欲しいなぁー」
ワインレッド、こと渡辺アキはそう呟いていた。
「お困りのようねおぢょうさん!」
「だ…誰?!」
アキは背後の声に振り向いた!
そこにはレッドこと紅祢が!
「なんだ…紅祢さんかい…ビックリして損した…」
「なんかひどくないその反応?!」
「どうでもいいから何ですかぃ紅祢さん」
「実はね、一円落としたの〜」
「そりゃ大変だぁあああ!!」
「あほかぁあああああ!」
スカイブルー参上!
「紅祢ん!紅祢んのほうが相談聞く側でしょ!それにアキにゃん!一円落としたっていう苦情をまともにかえさない!」
「ありゃありゃ琥珀さんではないですかぃ〜」
「あひゃひゃ〜こはにゃん〜そう怒鳴ってたらストレスたまるよ〜?」
「…ぁああ…ストレスがたまんないほうが不思議だよこの状況…」
「そんなに落ち込んでどうしたの?何か悩みでもあるの?」
「えぇありますよアキにゃん。あなたと紅祢んという二つの悩みが」
「あらいやだv」
「あひゃそんなv」
「ほめてない!!」
「褒められてないみたいですよ紅祢奥様」
「ありゃ〜アキにゃん奥様どうしましょう〜」
「もう好きにして…」
琥珀さんがなんと絶望のふちに…。
「あれ…どうしたん琥珀」
「おぉゆうきさんではないですか〜」
「ゆうきくんだ〜」
「助けてゆうき〜!!!」
「なるほどなるほど。でも琥珀、この2人はこんなんだから仕方ないって☆」
「あらやだv」
「あひゃそんなv」
「だから2人とも…褒めてないんだってば…」
「ほらほら、そう突っ込んでたらストレスたまるよ」
「だって突っ込まずにはいられない…」
ピー――ーーーーーーーーーーーー
「あれ?やかんの音?」
「あひゃんv犬笛デショ」
「犬笛は人間には聞こえないからやかんじゃない?」
「ゆうき正気にもどってぇえええ!!これはやかんじゃなくて敵発生の音でしょおお!!」
「おぉそういえばそうでしたね〜」
「あひゃひゃひゃひゃ」
「琥珀良かったね、この中にいるとまともにみえるよ」
「嬉しくない…」