死神の手帳(デスノート)
□夜の紅
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人々を守るために軍があって、そして人々を守るためだけの軍だと思っていた.……。
人々を守るためだけにあると思っていたものが、その考えが壊れてしまったのが子供の頃。
全てが火の中に消えてしまった日のことだった。
泣いていた私にあの人は言ったのだ。
『人を守るためには力を求めよ』と。
その為の力を私は得た。人を守るための力を私は得たのだ。
人を守るために力はあるのだ。人を殺すための力ではないのだ。
この考え方は間違っているとは思わない。人の考え方は人それぞれなのだから。
私はそう思うのだ。だから私はこの道を突き進む。私は私の考えの元生きる。
あの人を守り、そしてあの人を助けるために、あの人のためだけに私は銃を取り、戦うのだ。
あの人の為に力が欲しかった。あの人を守れるだけの力が欲しかった。
あの人のために今の私がいるのだ。あの人の為に私は生きる。あの人のためだけに私は生きる。