幻想水滸伝2・TK

□★深夜の訪問者(後)[8P/R18]
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「勃ってるぜ?」

「…離せ…ビクトール、やめろ」

「好きだって言っただろうが。俺に対してこんな反応してるのを放って帰す訳ねぇだろうがよ、なぁ?フリック」

「…くッ……」


言葉が出ない。
まさにその通りで。

あり得ない。

自覚なんてまるで無くて、
キスされるだけで、触れられるだけでこんなに反応して、しかも相手はビクトールで。
認めたくない。

手際良く脱がされ、衣服が一つずつ音を立てて床に落ちる。気付けば上半身は脱がされていて、耳元から首筋を這う唇と舌先が興奮を煽る。
時折チクリと小さな痛みが走り赤い斑点を残しながら下へと下りて行き、その間にもビクトールが脱いでいて。

鍛えられたビクトールの身体に視線を落とせば羞恥心と妙な感情に支配されそうになり目を伏せた。

胸元の突起に吸い付き舌先で刺激されて声を漏らす。
こんなにも敏感になっていて、膨張した自身が先走りで下着を濡らし、気持ち悪くて顔を顰めた。


「…焦れっ、たい」


思わず口をついて出た言葉が、言ってから失言だと気付いた。
ビクトールのしたり顔に舌打ち、顔に熱を感じて手の甲を唇に押し当てる。






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