詩
□冷たくて熱いもの
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冷たいもの。
それは私の外に発する感情。
冷静で大人、
全てを理解し的確に指示を出す頼りになる上司。
冷徹、
容赦無い言葉、
余裕の笑み…。
熱いもの。
それは私の内に溜まる感情。
助けたいし守りたい、
危険に晒したくないし危険な事をしてほしくない。
心配で堪らないのに、
無茶ばかりする君を叱り付けてやりたい。
…君には参ったよ。
内なる感情を引き摺り出された。
君の前だと感情を抑える事も、
隠す事も出来ない。
君だからなのかな。
私をこんな状態にしたからには、
自分しか知らない顔も君に曝け出すよ。
…覚悟はいいかい?