小説
□★夜の黒、月の金
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―吸血鬼ヴァンパイア―
主に十字架とにんにくを嫌い、太陽の光を浴びると灰となって消えてしまうと云われている、人ならざる人。
だが、伝説というものは必ずしも一致するものではない。
此処で一つの物語を紹介しよう。
病を患い余命後僅かと宣告された一人の少年と、引き寄せられる様に現れた残虐非道『だった』吸血鬼…まるでこの二人が出逢う事は運命かの様だった。
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