小説
□☆氷の錬金術師を溶かす方法
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「…氷の…錬金術師…?」
「そう…シュリア・アクリス、君が来る前迄は最年少の国家錬金術師だった」
「それで…その人に会って僕達にどうしろと?」
ロイは皮張りの椅子の背もたれに身体を預けると、机を挟んで向かい側の椅子に座っているエルリック兄弟を見た。
「君達に任務だ」
×××
「ねぇ兄さん、大佐が言ってた『心を開かせろ』ってどういう忌みなんだろう…」
「さぁな…よっぽど性格がひん曲がってんじゃねぇか?」
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