小説

□★消えない痣、消せない記憶
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苦しい…



助けて…





誰か…っ






×××






外はもう夜。
微かに虫の鳴く声が響き渡る。



ある家の薄暗い部屋に、月明かりに照らされて人が重なり合う姿が鮮明に映し出されていた。





大きな人影が、小さな人影の首を力任せに締め上げている。
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