【Hot Butterd Rum】

「今夜は冷えるわね…」

毛布に包まりながら星を見上げて、見張台の上。
こんな夜は、温かいモノが飲みたいなぁ…。
そんな事をふと思っていると、丁度良いタイミングで現れる。

「見張り、お疲れ様」

優しい笑顔と、甘い香りに煙草の香りを含ませて。

「今夜は冷えるから、温かいモノにしてみたよ」

そう言って差し出されたのはホット・バタード・ラム。

私の大好きなラム酒をお湯で割り、バターと角砂糖を一片ずつ。
仕上げにシナモンスティックが添えられた、寒い夜には最適の一杯。

「有難うwサンジ君」

サンジ君からグラスを受け取ると、早速、一口。
温かい液体が喉を通り、胃の中へ到達するとじわりと体が温まっていく。

「どう致しましてwプリンセス」

サンジ君の笑顔で心も温まる。

「レディ一人に夜中の見張りを任せなきゃなんねぇなんて…ごめんな?」

「いいのよ。気にしないで?ゾロが熱を出したんだもの…仕方がないわ」

「俺が代わってやりてぇんだが…」

「サンジ君にはやらなきゃいけない事が沢山あるんだから…気にしないで?」

「でも…」

「いいの。こうして差し入れして貰えたし。それより、今夜は星が綺麗よ?」

私が天を仰ぎ見ながらそう言うと、サンジ君は私の隣に座って同じように天を仰ぐ。

「…本当だね。でも、俺には目の前の星が一番綺麗に見えるよ」

そんな普通なら赤面してしまうようなクサイ台詞も彼の口から零れると、まるで詩のように聴こえてしまう。
うっとりとサンジ君の言葉を聞きながら、星空を見上げていると、突然、

「キス…してもいいかい?」

とサンジ君。

「どうしたの?突然…」

まだ承諾もしていないのに、塞がれる唇。
ゆっくりと口内に侵入してくる熱い舌に体中が熱くなる。




キスの味はシナモンと煙草。

そして甘いラムの味。


私はバター

あなたはシナモン・スティック

ラムに溶ける私を

あなたのスティックで掻き回して…







2007年の一発目のミニ・ドリのテーマはカクテル『Hot Butterd Rum』でした。
一番最初に飲んだのは20歳の頃。銀座のビア・バーでした。(誰もそんな事、聞いちゃいねーよ)



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