→ぱられる

□おふざけはこの辺で☆
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出会いは突然だったのさ。








「あり?殿さまの御子息じゃん。」

「な…っ」




屋敷の大きな大木の上。
寝こけてる目の前に現れた金色の乙女。



「こんな所でおサボりは感心しないってばよ?」


そう言いながらコツリと額を小突かれて

俺は一気に熱射病。



『ナ、ナルト様ぁ〜ッ!』

「いっけね、見つかっちまう!」



じゃあね、と軽い身のこなしで
遙か下の屋根へ飛び移り、その娘は去っていったのさ。


夜具の薄衣が風に踊って


その姿はまるで




「………天女…」




その時から僕のハートは君だけに



即ちそれはフォーリンラブ☆なのさっ!!









おふざけはこの辺で☆











『ナルト様、お客様がお見えになっておりますが。』
「ふぇ?誰…」
「俺だ、ウスラトンカチ。」
「──またお前かι」



麗らかな木の葉御殿のとある一角。

そこには、この屋敷で一、二位を争うほどの綺麗なお姫様と、
屋敷中の姫君の視線と心を鷲掴んでいる、美麗な殿の御子息さまが何やらご対面しているようで。



「いい加減にしてくれってばよ…ι」


ウンザリとした面もちで答えるも御子息には丸っきし効果無し。


「いい加減諦めろ。」
「厭だってば!」
「何の不満がある?!金も地位も、お前への愛だって山にあるんだぜ?!」
「お前自体がアウト。」
「ガッテム!!」


この綺麗なお姫様・渦巻ナルト姫は
先日の屋敷抜け出し時に運悪くこの御子息・団扇サスケ殿に出くわしてからというもの、
毎日のように求婚求婚また求婚、
嫌気が差すほどに迫られていて。

噂に聞いていたサスケがこうも壊れた人間だと
流石にナルトも一線置きたくて仕方がない。



「ナルト…」
「無理、厭、いいから帰れ。」


しっしっと右手で追い払う仕草。





……これが
サスケのプライドに火を着けたらしく…
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