書庫室2
□夢を見ている
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狭い煎餅布団に無理矢理入り込んだせいか、はたまた頑張り過ぎたせいか痛む節々に軽く舌打ちをして、密は静かに起きた。
痛みの元凶は未だ健やかな寝息を立てている。
「全く……」
窓の外が異様なくらい明るい。
昨晩積もった雪が朝日を反射しているのだろう。
結露に曇った窓では外がよく見えない。
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