詩・小説置き場

ここは皆さんのオリジナルの詩や小説を発表するための場所です☆

ここに掲載された作品は、作者様に著作権がありますので、作者様以外の二次配布・無断転載は止めて下さいね!

また、宣伝・荒らし・中傷等…関係の無いものは削除の対象となりますので御了承下さい。

皆さんの素敵な詩や小説でいっぱいになるといいですね☆

[書込]

02/22(Thu) 01:33
T義主厳荘
橘 鷲聖

感光した、ナルコレプシーのうなじに、雪解けは微熱と手折れるピエタ、清涼な目眩いに、誓って

揺れ髪のこずえが指に架けられるまま、過剰な花びらの飛瀑を、君と、忘れられないデジャ-ビュ、そしてあの犇めいている星の、宛先を、冷たい手を、そっと包んでいたはずだ

白樺が空高く死んでゆく、記憶と、宇宙の嘴が飛び去ったあと、詩の孤児たちは、ファルマコンの、不可知の精度を観測する
苦悩しない者は、ただの入れ物に過ぎない、想像できなければ、死はただの空洞になる

明るい華奢の深緑に濡れる、ひとり、スピルオーバーの畔を歩いているのかもしれない
波打ち際のような襞の刺繍を、やさしい、金の果肉の澱で満たし、吐息は、破水した天文拝廊までも、繋がっていた

彫刻の海、吹き抜けに起てる三脚から、官能は解体する、若しくは定理を、デフォルマシオンに、媚態させる、美、致死量、静止、被写体、にある

やがて反芻の雨は口寄せる、トピアリーの淡い筆跡、初恋に、傘はない、枝折りを煌めく子午線の、面影が羽根を傾けたまま、鏡台に手を振る、回想たちを撫でてゆく

[レスする]
EZWeb
[削除]

01/07(Sun) 14:53
eclipse of the moon‡月蝕
りあ

満ちては欠けゆく月


満月を知らなければ

欠月だけを愛でたのに


欠月を知らなければ

満月だけを愛でたのに




昇る太陽に沈みゆく月


朝を迎えなければ

月は往かなかったのに


夜を迎えれば

月は現れるのに




雲が隠した月


白夜が抑えた月


掬えない

掴めない

触れない

漂う水面の月


私から

月を奪った月蝕


欠けてゆかない

蝕まれる月なんて

見たくない




ねぇ

私に還して


静寂な夜を


月が照らす地を


叶うのなら

永遠(とわ)の月夜を





.


HP
[レスする]
PC
[削除]

12/31(Sun) 13:02
clock/watch‡時計
りあ

微動だにしない

腕時計の針は

私の時をも

止めてしまったのだろうか


鳴らない

目覚まし時計の針は

私の覚醒をも

妨げてしまったのだろうか


回さないと動かない

懐中時計の針は

私の時代をも

刻まなくなってしまったのだろうか


私を司る

柱時計の針は

私の世界をも

停滞させてしまったのだろうか


流れない

砂時計は

私の鼓動をも

停めてしまったのだろうか


私の時を取り戻すには

何をすればいい?



.


HP
[レスする]
PC
[削除]

08/19(Sat) 14:14
maze‡迷路
紅月 りあ

誰だって

入れるよ

入り口は


でも

出口に

辿り着けるかは

あなた次第


いつまでも

壁に手をあてて

いつか

辿り着けるなんて

甘い考えを

持たないで?


あなたが変わるように

未来(めいろ)も変わってゆく


ゴールに向かう先は

近道かもしれないし

回り道かもしれない


必ず

歩いていかなければならないこともなく

方法が決まっているわけでもない


もし

あなたの力で解決できないなら

みんなの力を借りればいい



.


HP
[レスする]
PC
[削除]

06/11(Sun) 21:29
crossroads‡岐路
紅月 りあ

導かれるように

自らが歩む

未来(あした)


毎日が

交差点の連続で


あの頃は

疑うことなく

突き進んでた

黄色でも

赤だったとしても


幾時の季節を

渡って来た現在(いま)


心の向くままに

動く前に

考えてしまうようになった

青を正当化して


青だけを探せば

安全かもしれない


でも

黄色と赤にも

惹かれて

止まないのは

事実で


完全には

誤魔化せない


自分だけは


HP
[レスする]
PC
[削除]

06/04(Sun) 19:55
step by step‡少しずつ
紅月 りあ

歩いて来たよ
現在(ここ)まで

今日に辿り着くまで
易しくなかった現実

叶えられなかった夢に
諦めてきた夢の中
手にした
かけがえのない夢

私の行く先には
地図も
道標もなかった

想い出されるのは
急な上り坂ばかり

自分を罰するために
辛い道を選んだこともあった

自分で望んでおきながら
耐え切れずに
瞳を背けたりもした

それでも
歩くことを止めずに
現在(ここ)にいて
未来(あした)を見据えてるのは
保障のない未来(あした)に
不安を抱え
期待を抱くから


HP
[レスする]
PC
[削除]

05/21(Sun) 06:46
追憶
橘 鷲聖

どうしてあの頃ふたりはふたりでもうふたりは思い出せない出会ったときのふたり

[レスする]
EZWeb
[削除]

04/18(Tue) 01:40
April‡4月
紅月 りあ

花の便りが

南から北へと

渡った現在(いま)


隣に居ない


些細な嘘だった

笑って許してくれる

そう思ってた


些細な嘘は

次第に膨れ

嘘を嘘と

信じてもらえないほど

大きくなった


桜が咲き乱れる現在(いま)

貴方は居ない


桜吹雪を浴びながら

切に想うのは

貴方のこと


これからも

側に居るはずの

貴方は

私の嘘で

泡と消えた


それでも

貴方との想い出は

これからも

桜とともに散り

桜とともに咲き誇るのでしょう


HP
[レスする]
PC
[削除]

03/24(Fri) 23:57
Dear you
紅月 りあ

還ってしまったんだ

空に

彼らは


還ってしまったんだ

大地に

彼らは


私の心とは

裏腹に

雲一つない青空


現在(いま)は泣くな

太陽が囁く


日が傾き

夜を迎えた途端

溢れ出した涙


泣けるときに

泣きたいだけ

泣けばいい

月が囁く


悩める夜が

眩い朝へと変わりゆき

心の雨空が

青空へと移りゆくとき

歩き出せる自分がいる


また

歩いて行こう

あの日の向こうへ


HP
[レスする]
N901iS
[削除]

03/16(Thu) 23:26
no title
紅月 りあ


貴女は貴女で

彼女は彼女


だから

気付かないときだって

見落とすときだって

あるんだ


後悔してもいいよ


でも

謝って

彼女が喜ぶの?


彼女が見たいのは

貴女の哀しそうな顔じゃなくて

貴女の偽りのない笑顔


懺悔は今日で終わりにしよう?

何度振り返ろうとも


明日から再スタート


瞳を閉じ

目の前の霧が晴れたとき

彼女が立っている    

そう願って


HP
[レスする]
N901iS
[削除]

[次へ][TOPへ]
[書込]
[カスタマイズ]



©フォレストページ