* Story *
□*DEAR.*
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side*山田
圭人が留学から帰ってきた。
ずっと待ってたんだ…
やっと会える。これからはずっと一緒にいられる。
そう思っていたのにーー
山「JUMPをやめたいってどういうことだよっ!?」
中「や、山ちゃん落ち着いて…」
岡「……ごめん。」
帰ってきたと思えばメンバーに話があるって呼び出して。
JUMPから圭人がいなくなるだって…?!
到底受け入れられないが、圭人の決意は変わらないらしい。
山「俺はっ…!9人だからJUMPだと思うんだ!俺達も、ファンもみんなおまえのこと待ってたんだぞ!?」
みんなで話し合いをしたものの、その日は結論が出なかった。
足取りが重い。
こんなはずじゃなかった。
こんなことになるなら、留学するのをやめさせればよかったとさえ思えてしまう。
山「ちくしょうめ。なんでこんなことに…」
頭か真っ白で何も考えられず、家に帰ってくるまでの記憶がなかった。
山「圭人…大好きだから、傍にいて…。俺から離れて行かないで…」
圭人が帰ってくるのを信じて2年半寂しさを、会いたい気持ちを我慢して頑張っていたのに。
圭人は違ったのかな…?
圭人にとっては、俺もJUMPもいらない存在なのかな…
悔しくて、寂しくて、愛おしさが溢れてきてどうしようもなく泣き崩れた。