【REBORN】雪は地に落ちて 。

□始まりのチャイム
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午前7時、投稿時刻。天気は晴天、綺麗な青空。
眩しい光に目を細めて家を出る。

いつも通りの通学路。
起きて学校に行って帰って寝る。
いつも通りの変わらない毎日。
今までもこれからもきっとそれは変わらない、そう思っていた。





門が見えてきたのと同時に何処からか声が聞こえて思わず足を止める。周りを見渡せど人は居らず、もしかしてと上を見上げれば,少し前方に歩いている...持田先輩?とクラスメイトである笹川さんの上に何かが落ちてきていた。

一瞬理解出来ず、ポカンとするも直ぐにそれが声の主である人だと気づくのに時間は要らなくて。気付いた時にはそれはもう地面へと迫っており、最悪を見ないようにと目を瞑る。
しかし悲鳴という悲鳴も聞こえてこないことに不思議に思い目を開くと、そこには傷一つも無い代わりにパンツ一丁の男が笹川さんに告白している場面があった。


「笹川京子!俺と付き合ってください!!」



..その格好で???

困惑する頭で先ず考えたのはそれ。
絶対無理だろと考えながら見ていれば案の定見事に振られ、逃げられてさえいるのを見て可哀想だと思いもしつつ、これに関してはもう誰もフォローできないだろうと考え校門を潜る。

帽子をかぶった赤ん坊が彼の前で何かを話しているのが横目に映ったが、遅刻になってしまう為急いで校内に入った。





...これがまさか私の日常を大きく変える出会いになるだなんて知らずに 。
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