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□エス ※裏[過激かも]
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『彩ちゃん…』

「名前おいで」

ギュ



寂しい時しんどい時は彩ちゃんに慰めてもらう
欲が強い彩ちゃんはそのままの流れで襲ってくる


『んっ…』

「誰かとシたん?」

『してない…』

「ほんまに?…嘘やな
いやや…私の名前に触ったの誰や」


独占欲剥き出し。
こういう野生っぽいとこ好き


『や、さやかちゃ、
ンッ、や、ぁっ』

「これ、」


電動マッサージ器を渡してきた


『いやっ…』

「これ好きやん」

ブィーン

『ちがぅ…んぁ、やっ、ンン』


こんなん言われて恥ずかしくて認めたくないし
否定した方が彩ちゃんが興奮してくれるんよな…



『ンンッ、や、気持ちい…はぁっ』

「好きやで」

『ん、ぁっ、やぁ、イクッ、ぁ』

ビクッ





「好きって言葉ほんま弱いよな」

『そんなことないもん』



好きって言葉じゃなくて
好きって言われる相手に弱いんよ



「今日はどうしたん?聞くから…」

『……もうっ、無理…一人称、頑張れない…ぅっ…』

「頑張らなくてもいいよ、私が居るから」

『離れない…?』

「ずっと居るよ


…なぁ、そろそろ付き合わへん?」


『…』

「あ、泣き止んだな?」

『ずるい』

「ずるいのは名前やで?私、もうアラサーやのに
はぁ、絶対結婚できひんやん〜〜」

『しなくていいの

ギュッ
どこにもいかないで…ずっと一人称の味方で居て…』



一人称はずるいと思う
関係を形にせず、ただただ彩ちゃんの大切な時間を奪っていく


「名前も、私以外頼らんとって
エッチなんてしたらほんま許さへんで?

で、昨日はほんまにシてへんの?」


『…彩ちゃん以外有り得ないよ

彩ちゃんだけ』

「誘ってんの?」

『うん…』

「私明日朝早いんやけど?」

『もっかいだけ』

「変態、寝るで」

『ん〜〜分かった…』






「名前名前、」

『ん、おはよ』

「おはよう」

『さやかちゃん〜ちゅ〜』

「ンッ
今日も私朝から仕事やけど浮気したらアカンからな?
…名前お股緩いんやから、すぐ『もう!』」

『彩ちゃんこそ』

「私は仕事だけやから」

『枕も許してないんだけどね?』

「しゃあないやん…って言ったらあれやんな、ごめん」



山本彩の枕営業、芸能の界隈では有名なこと

あれだけ特定の企業から好かれてて結構あからさまだと思う



『一人称も男の人とえっちしたい』

「あかんで?」

『分かってるよ』


この彩ちゃんのセリフには二つの意味が込められている
一つは、独占欲

二つ目は、浮気をしたら薬を渡さない約束、ちゃんと覚えてるよな?って脅し


そう、一人称は彩ちゃんが居ないと生きていけない
薬が無いと生きていけない

一人称は彩ちゃんから芸能の事沢山教えてもらった
薬も、彩ちゃんの勧めで始めた

彩ちゃんは最初から一人称に依存させたかったんだろう
ずっと離れられないように


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