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□彼女の部屋に来た時の心の声〜20.05.25
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 水戸ver
【初めて彼女の部屋に入った時の心の声】

「はい!入って。きちんと片付けておいたから!」

「片付けまでしてくれたの?ありがと」

「そりゃあ、片付けるよ…」

片付けて待っててくれるとか、幸せ者だな俺。
うぉ、本当に綺麗だ。なんもねぇ。
野郎の部屋しか入ったことねぇからな。
匂いが違う。なんでだ?当たり前か。
あれは…、私服の上着か。女の子だなー。
おし、今度私服デート誘おう。
本とか結構読むんだな、今度貸してもらおう。
カーテンがすげぇ女の子だ。柄入ってる。
テンション上がるなこれ。
って、ベッドにクマいる!
俺の彼女クマと一緒に寝てんのか!

「何か飲み物とお菓子でも持ってくる。洋平はコーヒーとか?」

「いやいや、そんないいって。茶でいい、十分」

「じゃ、麦茶持ってくる。待っててね」

いやぁ、こんな可愛いぬいぐるみと寝てんのか。
女の子だなぁ、可愛い。
おいクマ、いつも俺の彼女のことありがとな。
いつからここにいんだ?
俺より付き合い長いのか?
ん?ちょっと綿がかたよってんな。
この感じだと、抱いて寝てるな。しかも前向き。
直せねぇかな、この綿。
ちょっとワリィな。綿寄せんぞ。

「ちょっと、クマちゃんに何してんの」

「あ?いや、綿がよ。これ、毎日抱いて寝てるだろ」

「なんでわかるの!?」

「多分そうだろなって、見て思っただけ」

やっぱ抱いて寝てたか。
俺の彼女をよろしくな、クマ。




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