明日への扉
□5話
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ーー東京
平次と和葉とあそびに出た次の日から平次たちは学校だったため、私はばあちゃんのうちの掃除と片付けをした。
家に着いたら荷物を整理して、片付けをしてから買い出しに出て、夕方お土産を配りに行こうなんて考えながら駅を出て自宅までの道を歩く。
ーーバックも買わなきゃな…。買い出しの前にバックも見に行こう!
あの迷惑男のせいで私のお気に入りのバッグは修復不可能なまでに無残な姿になってしまった…
家に着き、まずは荷物を整理する。洗濯機を回してその間に掃除をする。洗濯物を干して買い出しに出た。
ーー!これわかいい!サイズも前のと一緒くらいだし。収納も充実してる。これにしよう!
お店を出て、いい買い物をしたとルンルンで食料品や日用品の買い出しに向かった。
ーーーーー
夕方お土産を持ってご近所さん、阿笠博士、ポアロ、毛利探偵事務所へ配って回った。
歩美ちゃん、元太くん、光彦くんの分はお家がわからないため、博士に預けた。しょっちゅう遊びに来てるみたいだし、大丈夫でしょう。
ーー毛利探偵事務所ーー
お土産を渡して、おじさんに大阪でのことを話していると、蘭が帰って来た。
『蘭。おかえりー』
蘭「ヒロイン。来てたんだ」
『うん。大阪に行ってきたから、お土産持ってきたの』
蘭「わぁ、ありがとう。大阪に行ってたんだね。おばあちゃん元気だった?」
『うん!元気だったよー!蘭ちゃんや毛利さんによろしくって言ってた。
それより蘭。何かあった?元気ないみたいだけど…」
蘭「…それがね、今日園子と渋谷に行ったの。そしたら、新一を見かけて…」
『新一を?』
ーーそういえばコナンくん見えないな…。まさか元に戻った!?
蘭「うん。新一って呼んだんだけど、気づかなかったみたいで…」
『んー?蘭の呼びかけに新一が気づかないなんてことないと思うけど…。
別人なんじゃない?』
蘭「やっぱり別人なのかな…?」
『だって!新一なら事件であれ何であれ、近くに来れたのなら蘭に必ず連絡するはずだもん!』
ーーそうそう!新一なら元に戻れたら一番に蘭に会いにくるはず!
蘭「ヒロインにも連絡来てないのよね?ならやっぱり別人だったのかも!」
『ん?なんで私?』
蘭「だって、あいつ何かあったらすぐ『ヒロイン』だったじゃない?」
『うーん。そうかな?そういえばコナンくんは?』
コ「ただいまー」
蘭 『おかえりなさい』
ーーほら。やっぱり別人。
でも蘭が見間違える程そっくりな人がいるだ…。どんな人だろ?
その後は蘭とコナンくんとたあいない話しをして家に帰ってきた。
明日からは仕事だ。明日に備えて今日は少し早めに休むことにした。
ーーーーー
それから数日後、園子から連絡が来た。
鈴木財閥60周年記念式典の船上パーティーがあるから、出席してほしいのとことだった。
この間の米花博物館にも誘われていたが、その日は仕事で行けなかった。なんでも怪盗1412号を捕まえてくれと園子が蘭のお父さんに頼んだらしい。
ーー式典の日は休みだから、出席させてもらおう。たのしみだな