・Sweet Smell
□第3話
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タクシーが来るまでの間に背の高い女性は寝てしまったので山本さんと2人で話していた
山本さんの出身は大阪で眠っている女性は同期の吉田朱里さん。
『失礼ですが、山本さんの年齢って…』
「んー、いくつに見えますか?」
『え、25?とかですか』
「おぉ、若く見られた!28です笑」
話している間にもお酒を飲み山本さんは酔いが回ってきたようで少し顔が赤くなってきて敬語も外れてきた
そんな時タクシーが着いたとの連絡が来たので吉田さんを起こそうとしたが起きなかったのでおんぶでタクシーまで連れていった
「ほんまにありがとうございます」
『いえいえ、大丈夫ですよ』
「あの、無理なお願いするんですけど家まで手伝って貰えませんか?」
『え…』
「あ、すみません!気にしないでください!ありがとうございました!」
言ったことが恥ずかしかったのか顔をもっと赤くしてタクシーに乗り込もうとした
『大丈夫ですよ』
「え?」
『お手伝いします』
「…ありがとうござます!」
僕もタクシーに乗り込んだ
隣を見ると寝ている吉田さんを引き寄せて頭を撫でている
この2人お似合いだなぁなんて思ってしまった
僕はそういうことに偏見がないから全然ありえる
そう思っているうちに吉田さんの家に着いた
吉田さんをおんぶして部屋まで運びタクシーにもどる
今度は山本さんと2人きりで少し緊張する