・アオハル
□第1話
1ページ/2ページ
夢莉side
(先輩っ!写真撮りに来てくれてありがとうございます!)
「皆の走りも見れるし写真撮るん好きやしいつでも言うてな〜」
今日は自分が陸上部を引退してから初めての大会の新人戦
後輩の走りを見るついでに趣味の写真を撮りに来た
(次自分800m出るんで写真撮って欲しいです!)
「ん?お、ええで!招集もうそろ?」
(はい!もう行きます!)
「じゃあ近くから撮ってあげよう。着いていくわ」
後輩の800mをすぐ近くで撮ってあげるために招集に一緒に行くことにした
その時、人気が無いところから
「ちょっと!離してください!」
(ええやん、さっき1500m見とったけどええ身体やん)
(騒いだら誰か来るかもよ)
「いやっ!」
「800mって男子の方が早いよな?」
(え?そうですよ)
「競技までには間に合わすから先行っといて」
(ちょっと先輩?!)
気付いたら考えるよりも身体が動いていた