・アオハル

□第1話
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夢莉side


(先輩っ!写真撮りに来てくれてありがとうございます!)

「皆の走りも見れるし写真撮るん好きやしいつでも言うてな〜」



今日は自分が陸上部を引退してから初めての大会の新人戦

後輩の走りを見るついでに趣味の写真を撮りに来た


(次自分800m出るんで写真撮って欲しいです!)

「ん?お、ええで!招集もうそろ?」

(はい!もう行きます!)

「じゃあ近くから撮ってあげよう。着いていくわ」


後輩の800mをすぐ近くで撮ってあげるために招集に一緒に行くことにした

その時、人気が無いところから


「ちょっと!離してください!」
(ええやん、さっき1500m見とったけどええ身体やん)
(騒いだら誰か来るかもよ)
「いやっ!」


「800mって男子の方が早いよな?」
(え?そうですよ)
「競技までには間に合わすから先行っといて」
(ちょっと先輩?!)


気付いたら考えるよりも身体が動いていた
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