・short story

□追憶の光
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「愛してた

さよなら

とても幸せでした。

麻友」

隣で一緒に寝ていたはずの麻友さんがいなくて探していたらリビングのテーブルに1枚の紙があった。


『なんで…』

麻友さんの携帯に電話をかけたがプープーと鳴るだけで繋がらなかった。

『…ん?何あれ?』

ふと視界にはいったゴミ箱の中には麻友さんがいつも飲んでいる薬が全て捨てられていた。

麻友さんは体調が良くなくこの薬を飲まないと命に関わる。

誰か麻友さんの場所を知っている人は…

『もしもしっ!?柏木さん!?』
「え、さや姉?なになに?」
『麻友さんが居なくなったんです!薬も全部捨てて…』
「麻友が?!」
『はい、どこいるか知りませんか?』
「ごめんね、分かんないな…」
『ですよね…どうしよ…』
「あ!でも、麻友が辛くなった時よく行く場所なら知ってるから行ってみて!」
『ほんとですか?!ありがとうございます!』

携帯だけ持って柏木さんから教えてもらった場所に急いだ
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