・short story

□生徒会長様
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ー彩side

私は今年高校に入ったばかりの高校1年生だ。そんな私には歳上の恋人がいる。その恋人は高校3年生ですらっと背が高くて美人で綺麗で生徒会長。

私は陸上部に入っていて部活が終わるとすぐ先輩のいる生徒会室に向かう。

コンコンッ
ドアを叩くと中から大好きな先輩の声が聞こえたので、勢いよくドアを開けた。

ガチャッ
「やっぱり彩か〜」
『柏木先輩っ!』

そう私の年上の恋人は生徒会長である柏木由紀先輩

なんで柏木先輩と私が付き合っているのかと言うと私が中学3年生の時電車通学で満員電車に乗ってたら痴漢されてそれを助けてくれたのが柏木先輩。制服を覚えていたからこの高校を受験して入って先輩に猛アタックしたということ!

「まださ、やること残ってるからちょっと待ってて?」
『はい!』

ソファに座り作業をしている先輩を眺める。視線に気づいたのか先輩はこっちをちらっと見た。

「彩?課題ないの?」
『な、ないです…』
「あるよね。やって」
『うぅ…分かりました』

先輩に言われ課題をするけど部活の後だから眠くなっていつの間にか寝ていた。

「…か、…やか」
『んぅ…』
パクッ
『んひゃぁ…先輩?!』
「おはよ、ぐっすり寝てたね」

先輩は耳を噛んで起こしてきた。顔は笑っているのに目は笑ってなくて直感的にやばいと思った。

『ご、ごめんなさぃ…』
「課題終わってないでしょ?」
『だってぇ…部活の後眠くなるんだもん』
「ふーん、じゃあ私の家来ないの?」
『行く!!』
「でも眠いんでしょ?」

今日は先輩の家に行く予定やから部活も授業も頑張れたのに…

『今日たのしみにしてたのに…』
「…じゃあ私の家で課題するよ」
『え?いいんですか!?』
「色んなこと…教えてあげる。ほら行くよ」

先輩はそう言うと私の手を取り学校をあとにした
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