短編
□キス(降谷夢)
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(※ちょっと過激な表現があるかもです。ご注意を!)
降谷が私の後頭部に手を添え、優しく口づけをする。
触れるだけのそれは、自分にとっては初めてのことであった。
『(心臓がドキドキしてる。)』
目を瞑り、私はされるがまま身を任せた。
降谷は角度を変え、柔らかい唇の感触を確かめるかのように少し強く唇を当ててくる。
それは長く、徐々に息苦しくなってくる。
私は息が続かず、降谷をトントンと叩いた。
降谷と唇が離れる。
私は息を吸い込み、目を開けた。
『っ』
目を開けると、降谷の顔が近くにあり、私の心臓はさらに高鳴る。
息が上がり、紅潮しているであろう私を見て、降谷は動揺を見せた。
「そんな顔をされると、歯止めがきかなくなる。」
降谷はもう一度優しく私に口づけた。
(愛しい君への愛情表現)
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