名探偵コナン
□第5話
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『ただいま、お兄ちゃん。』
降谷にアパートまで送ってもらい、部屋の電気をつけた私は、今日も兄の写真に話しかける。
『お兄ちゃん。安室さんだけど、やっぱり降谷さんだったよ。』
写真を手に取り、兄の顔を見る。
『降谷さんに言われちゃった。私自身が記憶を思い出したくないって思っているって。』
目から溢れる涙をそのままに、私は写真を抱き締めた。
『お兄ちゃん。私……。』
どうしたらいいのかな。
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