名探偵コナン

□第3話
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沖矢とご飯に行く日。

集合時間の少し前に、友人から携帯にメールが届いた。

「ごめーん!今日は行けなくなっちゃった。二人で楽しんできてね♥」

『(謀ったな。)』

友人は最初からこうするつもりだったのだろう。

『(別に彼氏がほしいとか、そんなのじゃないのに。今から断るのも申し訳ないし、今日は普通に食事を楽しもう。)』

諦めて携帯を鞄にいれると、急に肩に手が置かれた。

『!?』

足音もなく、気配を感じなかった。
私は咄嗟にその人と距離をとろうとしたが、その人を見てため息をつく。

『沖矢さん。気配を消して近づかないでください。』 

「おや、驚かせてしまいましたか?すみません。」

悪びれる様子が見えないが、まぁいいだろう。

『今日は柚葉が来れなくなってしまったみたいで。』

「えぇ、知っていますよ。」

『!?』

「連絡先を聞かれたので、僕の携帯のメールアドレスを伝えておきました。」

『(さすが、柚葉。行動が早い。)』

「さて、行きましょうか。ここから歩いていける距離にある喫茶店なんですが、美味しいと評判なんですよ。」

歩き始めた沖矢に、私はついていく。

『私、普段は喫茶店に行かないのであまり知らなくて。楽しみです。』
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