星空のしたで〜第1章〜(第1〜39話)

□第11話 守ってくれますか
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(半助視点)

危惧していたことが起こった。

ここは忍術学園であり、いつか今日のような、もしくはそれ以上の危険が彼女に及ぶのではないかと思っていた。

もしかしたら、ここである程度の知識を身に付けたあと、普通の町で暮らしていく方が彼女にとってよいのではないだろうか。

そんな迷いが、私にはずっとあった。



「…怖い?」

そう尋ねると、彼女は目を伏せた。
もし、怖いと答えたら、学園を出るように話をしてみよう。
しかし、彼女の答えは私の予想とは違っていた。

「…いえ。……土井先生が、いてくれるなら。」

それは、私の迷いを消し去った。
そう言ってくれるのならば、私は、もう迷わない。

「たまみさんは私が守ります。…必ず。」

私は決意を込めて、彼女に誓った。
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