夢想乱舞


□▼ 妖ノ花 −アヤカシノハナ−
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「ふふ……最高に可愛いよ、桜月。
ほら、彼女達もすっかり大人しくなって
僕に愛されてる君の事を、
羨ましそうに見ているよ」

『んんっ……ふぁ……』



にっかりにそう言われるが、
桜月にはもう、
彼女達の気配を
感じ取る余裕はなくて。
早くにっかりの雄が欲しくて
堪らない桜月は、
無意識に腰をゆるゆると動かし、
挿入を催促する。



「ああ……そうだね、
欲しくて堪らないかな?
僕のモノを、この厭らしく
濡れた下の口に
奥深くまで挿れて欲しいんだよね」

『んっ……青江さん、欲しいよぉ……』



桜月は熱に浮かされた意識に
突き動かされ、
起き上がり、にっかりの布越しに
主張する逸物を
数回撫でてから、それを取り出して
口に咥え、先端をぺろぺろと舐めた。


にっかりはそれを優しく、且つ
妖艶な眼差しで見守り、ゆっくりと
桜月の頭を撫でてやる。

桜月は嬉しそうに、
上目遣いでにっかりを見て
ふわり微笑み、
瞳をうっとり微睡ませて
立派な逸物を頬張り、裏筋を
舌先で刺激しながら、唾液を絡めて
丹念に舐め吸い、奉仕した。



「そうそう、いい子だね。上手だよ」

『ん……ふ、はぁ……』


にっかりに褒められ、嬉しくなった桜月は
自分の口内に精を
射出して欲しくなり、
精一杯の舌遣いで、にっかりの逸物を
絶頂へと誘導する。
次第に、にっかりの息が
少しずつ荒くなり、
桜月の後頭部を
やんわり押さえ付けると、
自らも腰を振り、
高みへと昇り詰めて行く。



「……っ、は……
桜月、出すよ……っ」

『んんっ……!』



ぐっと頭を押さえ付けられ、
同時に達した逸物が口内で弾け、
桜月の希望通り、
その口内に溢れかえる程、
多量の濃厚な白濁が射出される。

それを桜月は全て飲み干し、
色っぽく舌舐めずりをしながら、
にっかりの胸に手を着いて、
にっかりを押し倒し、
騎乗位になった。



『ん……ご馳走様でした……♪』

「僕の精の味がお気に召したようで
何よりだよ。ふふ……
自分で挿入るんだね?」

『うん……もう、
欲しくて我慢出来ないから……』



会話を交わしながら、
桜月は濡れて蜜を滴らせる
花弁を押し拡げるように、
ゆっくりと
腰を逸物の上に降ろして行き、
そうして、完全に蜜壷一杯に
逸物を挿入しきった。



『ぁ……あぁ……っ』


挿入しただけで、
最奥の良い所に当たる
逸物が気持ち良く、愛おしくて、
もうそれだけで既に
達しそうになりながら、
桜月はゆっくりとした
腰付きで上下に動き、
快楽を貪り始めた。



『はぁ、ん……っ!
青江さんの、すご、い……
おっきいよぉ……!』


ぐちゅぐちゅと、厭らしく乱れる度に
静寂の室内に響く水音が、
更なる情欲を煽り、
もっと強い快感を求めて
桜月は腰を淫らに振る。



「ああ……凄く良い眺めだよ」


にっかりは時折、悪戯に不意打ちで
下から突き上げながら、
太腿をゆっくりと撫で回す。

下から突き上げられる度、
桜月は甘い啼き声を上げ、
中を強く締め付けた。



『ふぁ、ん……!
しゅごいの、奥まで……
ぁふ……っ、きもちいよぉ!』

「ん?此処が、気持ちいいのかな?」

『ひゃあ、んっ!』



最奥の、最も感じる箇所をずん、と
重く強く突き上げられた瞬間、
桜月から一際甲高い
嬌声が上がる。

それを聞いたにっかりは、
にやりと妖しく笑み、
その最も感じる箇所を集中的に
突き上げ続けた。



『やっ、らめ……っ!は、ぁふ……
らめ、そんな激しくしたらっ……!』

「ふふ……中が凄く締め付けてくるね。
気持ちいいかい?」

『んっ……ぁ、きもちいよぉ!』



桜月の脳内が、何度も
真っ白になりかける。
快感の大波に幾度も襲われ、
桜月は中を最大に締め付けて
下からの激しい突き上げに合わせ、
自らも激しく淫らに腰を振った。



『青江、さ……んっ、一緒に……
ぁふ……一緒に、イきたいっ!』

「いいよ……っ、一緒にイこうか」



そう言うと、にっかりは結合したまま
くるりと桜月を正常位にし、
脚を掴んで深く最奥まで逸物を
挿し込み直してから、最速の
激しい突き上げで
桜月を攻め立てる。

その激しくも深い愛情を感じる
情熱的な律動に、
桜月はあっという間に
絶頂へと昇り詰め、そして、
にっかりの首に腕を、
背中に脚を回し抱き着いた状態で、
最も甲高い嬌声を上げ、絶頂した。


にっかりも、ほぼ同時に達して、
熱い艶吐息と共に、
桜月の蜜壷を
多量の白濁で満たし、果てた。





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