夢想乱舞


□* 放課後Darling
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「ねえ、気持ちいい?
桜月ちゃんも僕に溺れてくれてる?」

『う、んっ……!わた、しも
光忠さんに、溺れてる、よ……っ』

「良かった……大好き、愛してるよ」




やっぱり、光忠さん……
少し不安がある……?

ああ……でも、気持ち良すぎて
深く考える事が出来ない……



光忠さんの腰の速度が
最速に達した事で、私は完全に
考え事をするのをやめた。

そして、絶頂に達したい一心で
内壁を最大に締め付け、
自らも腰を淫らに振った。



『光忠、さ……!一緒に、イこ?』


そう甘え声で言いながら、
彼の首に腕を回して強請れば、
彼もまた、熱っぽい瞳で
私を見下ろし、ちゅく、とキスで
唇を濡らし、応える。



「いいよ、一緒にイこうか……っ!」

『ぁっ……あぁっ……!!』



光忠さんの逸物が、私の最奥で
ドクンと弾けて……
私も、目一杯に締め上げて……

同時に絶頂した悦びに震えながら、
私の蜜壷は、多量に中出しされた
彼の濃厚な白濁を受け止め、果てた。





結局、1回では済まなかった
光忠さんの欲情は、記憶の限り
4回目の射精で漸く満足したようで、
今し方、やっと暴れん棒から
解放され、私はベッドにぐったりと
脱力して倒れた。


そんな私の乱れた髪を手櫛で
直し整え、微笑む光忠さんは、
やっぱり不安感が
残っているように感じる。



『ねぇ、どうしたの?光忠さん。
なんだか不安があるみたいだね?』


そう言われた彼は、
「気付いていたんだね」と苦笑いし、
私の隣に横たわった。



「……実はね、僕はこれでも
君の周りの男性達に、嫉妬してるんだよ」

『えっ……?ほんと、に……?』

「うん。君が他の男性と親しげに
話していたり、じゃれ合ったり
しているのを見掛けると……
どうしようもなく、不安になって
内心、焦るんだ。
取られてしまいそうで、さ」



そう、困ったような笑みを浮かべて、
光忠さんが私に甘える。



「だから、こうして
夫婦でいる時くらいは、
君を出来る限り独占していたいんだ……」

『みったん……』


私は、彼のサラサラした髪を撫で、
頬にそっと手を当てる。



『大丈夫だよ、私はみったんの
お嫁さんだから。どこにも行かない』

「桜月ちゃん……」

『大好きだよ、みったん』



そう言って微笑み、唇に軽く
キスをすれば、一瞬驚いた顔をして
すぐに、ふわりと優しい笑みが
返ってきた。



「僕のお嫁さんになってくれて
ありがとう。愛してる」

『ん……私も愛してるよ』



そうして二人は、ごく自然に
重なり合うと、シーツの海に
再び沈み込んだ……───。






《 あとがき → 》



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