黒百合姫


□【二章】誨淫導欲
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最近、私は何故だかとても、
明石国行と蛍丸に懐かれている。

今も、蛍丸に膝枕をしてあげながら、
明石に腰を抱かれていて。

凄く、密着してるから……
何だか意識してドキドキしてしまう。



『あ、あの……』

「何ですか?」

『二人とも、いつまでこうしてるの?』


私がそう問えば、
明石ではなく蛍丸が、
私の太腿に擦り寄りながら答える。


「夕餉の時間まで、ずっとだよ」

『えぇっ?そんなに?』

「主さんは、嫌なの?
俺たちと一緒に居るの」


うぅ……そんな可愛く
甘えた眼差しで見上げられたら……


『嫌なわけないよ。蛍ちゃんと
明石と一緒に過ごせて、凄く幸せ』


私がそう答えれば、蛍丸は
にっこり満足そうに笑んで……
私の太腿を、さわさわと撫で始めた。


『ん……!くすぐったいよ……』

「えへへ、主さんの感じてる声、
凄く可愛いね」


私が頬を染めて俯けば、蛍丸は
にやりと悪戯っ子の顔になり。


「ねぇ。主さんは、俺と国行、
どっちが好き?」

『えっ……?』

「あー、それ俺も知りたいですわ。
この際やし、はっきり決めてもらいましょ」

「そうだね。ね、どっちが好き?」


私は困ってしまった。
だって、そんなの選べないよ……
私は、どちらも大好きだから……


私が眉を下げ困惑していると、
蛍丸が私の膝の上に乗り、
肩に手を置いて、吐息を感じる程の
至近距離で囁く。


「迷うくらいならさ、俺たちに
溺れちゃいなよ。ね?」

『蛍ちゃ……っ、ん……』


ちゅく、と濡れた口吸い音を立て、
蛍丸にキスされた……と、
頭が理解した時には。
既に畳に押し倒され、普段着である
巫女風和服の腰紐を解かれ、
胸を露にされた。




「俺たちが手取り足取り、
ぜーんぶ教えてあげる。
気持ちイイこと、沢山。
だからさ、俺たちを選んでよ」

「蛍、俺も一緒でええの?」

「国行が一緒じゃないと、やだ。
国行は、特別だから、許す」

「そりゃ、おおきに。
という事で……主はん、
あんさんを奪わせて貰いますわ」


そう言って、蛍丸に呼応した明石が、
私の手を取り、勃ち上がり主張する
明石の逸物を、布越しに握らせた。



『……っ!あ、かし……』

「まだ、こっちの慰め方は
誰にも教わっとらんみたいですね?
その反応……初々しゅうてほんま、
かあいらしいわぁ」

『恥ずかし……っん!……ぁ』

「凄いね。一瞬で肌が熱くなった」

『ぁ……っ、んん……っ』


明石に気を取られていると、
蛍丸が私の両胸を後ろから揉みしだき、
男士達に調教されて、
感度の良くなった素直な体は、
それだけで感じてしまい、
甘ったるい声が漏れた。


「国行、襖閉めて」

「はいはい」


……!そうだった……
襖、開けっ放しだったんだ……
すっかり忘れてた……
私は、誰かに見られていたかも
しれないという羞恥心で、
泣きそうになった。

そんな私の涙目で紅潮した顔を見て、
蛍丸が妖艶に口角を上げて笑む。


「あ、皆に見られた方が良かった?」

『そんなの、嫌よ……っ』

「うん。俺も嫌。こんなに可愛い
主さんの姿、他の奴らに見せたくない」

『ぁ、ん……っ』


蛍丸が、私の胸を愛撫しながら、
服を肌蹴させていく。
ゆっくりと開脚させられ、太腿を
押さえ付けられ、固定され、
大事な部分を視姦されて、
私は、秘部が潤い濡れるのを感じた。


「気持ち良さそうやねぇ、主はん。
俺の事も、気持ち良くしてくれはります?」

『うん……』


私は、明石の言葉に従順に従い、
主張する明石自身を布越しに
何度か撫でてから、ゆっくりと
逸物を取り出して、その立派な
モノの大きさに生唾を飲んだ。


『んっ……んん……ぁ、ふ』

「はぁ、めっちゃ気持ちええ……
上手やで、主はん」


恍惚の表情で逸物を咥え、
先端を猫が水を飲むように
チロチロと舐めれば、
明石から何とも色っぽい
掠れた吐息が漏れて、
私は嬉しくなった。

頭を優しく撫でられ、瞳がとろんと
微睡むのを感じながら、
私は持てる知識を集めて、
明石の雄を夢中で奉仕した。

勿論、その間も絶えず、私の秘部は
蛍丸の指と舌で犯され続け。
私はいつの間にか、堪らなく
厭らしい気持ちになっていて、
濡れた花弁をひくつかせた。





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