☆ご指名遊戯☆【翼宿side】

□【※】H☆ご指名遊戯☆
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☆ご指名遊戯☆

H

リンリンは、石膏の器を入った香油を、
多めに手に取ると、そこに、垂らす。


びくん、と、全身を、反応させる翼宿。


垂らした香油を、そこに、ぬり広げる。


びくん、と、身体の一部を、反応させる翼宿。


最初は、手の平で。
母指球と小指球を、使い分けて。

次第に、腕を伸ばし、腕まで使って。
さらに、肘を付いて、肘まで使って。

最後は、指の腹で。それから、指の先で、
最初は、鼠径部の外部、そして、内部、
次第に、根元部分、先端部分、その間の部分を、
繊細かつ大胆に、マッサージしてゆく。


びくん、びくん、と、身体の一部を、反応させる翼宿。


また、香油を垂らす。また、マッサージをする。

そこが、熱を帯び、形を変え、固さを持つ。

それでも、マッサージを止めない。


また、香油を垂らす。また、マッサージをする。

そこが、熱を帯び、形を変え、固さを持つのが、止まらない翼宿。

それでも、マッサージを止めない、
血液型はたぶんB型、昨日の今日、生まれた女神は、

三巡したところで、その声は、翼宿の耳元で、問うた。


「……寒くないですか?お部屋」

「ああ……」

「……気持ちいい?」

「……ああ」

「このまま続けて、大丈夫ですか?……マッサージ」

「……ああ」


目を閉じたまま、翼宿は答えた。


リンリンは、赤地に金の鳳凰が刺繍された、
ノースリーブの丈の短いチャイナドレスの裾を、
気持ち、たくし上げると、
スリットからのぞく、すらりと伸びたおみ足で、
翼宿の腰を、またぐようにして、膝立ちになり、

下にある、それが、入ってしまわぬよう、
上を向いた、先端を、人差し指と中指の間に挟むと、
そのまま腹部に、寝かすように押し倒し、
その根元から先端までの間に、チョクに座り、ジカに触れた。


女の、なにも無いトコが、
翼宿のモノに、直に、当たる。


その瞬間、翼宿は、ぱちり、と、目を開けた。


薄明かりの部屋で、
ナニか、伏せたいことがあるのか、
気持ち、伏せてみえた
左目の下にホクロのあるその顔を、
女は、客の視線に気づくと、
おもてを上げ、ぱちり、と、目が合うと、
うらぶれたところのない瞳で、にこり、と、微笑んだ。


その瞬間、翼宿の、ナニかが、熱を増した。


女が、腰を動かす。
香油の滑りに任せ、翼宿のモノの、
根元から先端までの間を、行き来する。

翼宿は、香油の滑りに任せ、
女が、腰を動かすのに合わせ、
女の、なにも無いトコに、
自分のモノを、行き来きさせる。


くちゅくちゅ、と、香油が擦れ合う音にまぎれ、
ン、ン、と、女が控えた声を、漏らす。


女は、香油の滑りに任せ、腰の動きを早める。

翼宿も、香油の滑りに任せ、
女の腰の動きに合わせ、腰の動きを早めた。




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