☆制服の恋人遊戯☆

□【※】F☆制服の恋人遊戯☆
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♡制服の恋人遊戯♡

F

「おい、柳宿」

「はひ?」※咥えたまま

「美朱にそんなテクニックはない!」

「………」

「もっと、不慣れでぎこちなく、
そこじゃないとこばっか頑張ってくるとか!できんのか!?」

(はひはひ)※たしかに

柳宿は心の中で思う。

(でも、あたし、オトコだから、
男の人の気持ちいいトコ、わかっちゃうんだもーん)

「美朱は、そのようには舐めない」

(うーん)

「美朱は、そのようには、ねぶらない」

(どうしましょう)

「もう一度、美朱になりきって」

「はひはひ」※はいはい

「『はい』は、一回でよい」

(なによぉ、美朱になりきってって!)

(それにしても、陛下ったら、
なにかにつけては、美朱は、美朱はって、
ちっともアタシのこと、見てくれやしない!)

(まったく、この、
未曾有さと懐かしさと目新しさとに、
泣く子も黙る自信のある
『涙そうそう』※性技の名前
を、もっと下手にやれってゆーのぉ!?)

沸々と、
ようやく、遅いのだが、
ようやく、遅すぎるが、
やっとのこと、遅ればせながら、
遅い、怒りが沸いてきた。


ぷはっ


口に咥えていたモノをはなす。

「星宿様!」

つぅ───……、っと、
口元から引いた透明な糸を、白い指で拭い、

「お言葉ですが、星宿様。

こーんな美人なのに努力家で、
かわいーのに思慮深い絶世の美女がッ、

あーんな、元気だけが取り柄の、バカで無鉄砲で、
ちょーっと、ぽっちゃりしてるからって、
抱き心地よさそうなカラダしちゃってサ、
天真爛漫で無欲な小娘を演じるなんて、
無理があるにも程があります!

ご指定の制服じゃ、人の心は、濡れませんわ!」

言い返した。

「─────柳宿」

(出ていけ、かしら?)

「………はい」

「今の後半のセリフ、美朱っぽくて、非常によかったぞ!」

「………」

柳宿は、いまだ、硬度を保ったままのソレを、
もう一度、ぱくん、と、咥え直す。

(美朱、美朱って……)

このまま、先端を舐めると見せかけて、

(美朱って、なんなの)

あえて、舐めず、

(美朱って、なんなのよぉ)

ここは、ねぶるとみせかけて、

(美朱って、なんなのよぅ)

あえて、ねぶらない。

(……美朱って、存在するっけ?)

裏の裏を通ると見せかけて、

(美朱って、なんだっけ??)

表の表の表の表に出た。

美朱のことばかりを考え、
ミアカタルト崩壊を起こしそうになりながら
舌と口を動かし、
高温過ぎて、音速で蒸発していった怒りの矛先の、
許さないを通り越した向こう側の、
スジもツボも加減も、見事に全てを外すも、
裏打ちで、それを見事にカバーして、
逆に、生まれた『ジュピター』※性技の名前
で、

「………うッ」

たまらず、星宿様が吐き出したモノが、

「………んッ」

柳宿の口の中に、たまってゆく。



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